2学期が始まりました。
台風の影響による激しい雨が懸念されましたが、朝からお日様が顔を覗かせていて暑い中での2学期のスタートとなりました。
始業式では、校長先生から、夏休み中に強く心に残ったオリンピック・体操競技に関する朝日新聞の記事を踏まえた話がありました。若干二十歳で個人総合金メダルを取った岡選手は怪我をして八か月間も練習出来ないことがあったようですが、その時に当時の監督さんから言われたのは「本を読んで感想文を書きなさい」ということでした。読んだ本の感想文を書くことで、自分の思っていることや考えていることをまとめ、他人に伝える力を養ってもらうことが目的だったようです。当時の岡選手は競技での自分の失敗の原因を言葉にして他人に伝えることが出来なかったので、監督さんは「本を読んで感想を書く」という「練習」を岡選手に課したんですね。
3年生は進学や就職に向けての活動が本格化します。是非「自分の考えていることを相手に伝えられるように」しっかりと準備をして欲しいと思います。
また、「灯火親しむべき候」という言葉も紹介して頂きました。「読書をするのにふさわしい秋の季節」という意味があるようですが、2学期は勉強に集中できる素晴らしい季節であると思います。3年生は言うまでもなく、2年生・1年生もこの秋に勉強にしっかりと向き合って、自分を成長させてもらえればと思います。