理科部日誌
理科部 活動報告(令和4年度 最後の実験と「総括」「来年度への提言」)
今年度最後の実験として、アルカリ金属を取り上げた。
まずは1/20(金)の活動で元素・原子・周期律について学んだ。
そして翌週、2班にわけ、2年生が主導してCaとNaを観察した。
1.Ca外観・水との反応・発生する気体に点火
2.Na保存方法・ナイフにてカット断面観察・
水との反応
最後にKと水との反応を全体で観察した。
生徒の反応は、「すごい」「怖い」という感想がほとんどであったが、中には、周期律との関係、炎色反応との関連、指示薬の変化がなぜ生じたかに言及している者もおり、実際に化学を学ぶ来年度が楽しみである。
2月に入ると、総括と来年度の活動に向けての話し合いが始まった。
大きく分けて、
1.果物電池の研究
2.空気砲発展形
3.ダイラタンシー発展形
の3班体制で進めることになった。
最後に、幹部で行った総括を示す。
項目 | 良かった点 | 改善を要する点 | 来年度への提言 |
---|---|---|---|
活動頻度 毎週金曜日 |
ちょうどよかった | 特になし | 必要に応じて活動日を増やすことも考えたい |
班別実験 2学期 |
特に問題なく行えた | 時間が足りなかった。ぎりぎりまで決まらないことがあった | 時間をかけてそれぞれが研究するとよいだろう |
部活紹介 硝化綿燃焼 |
一年生が興味を持ってくれたと思う |
特になし | 特になし |
中学生 体験 ・班別実験 ・ドライアイス |
興味を持てたようでよかった |
スムーズにできるとよいと思った | 特になし |
若菜祭での活動 | 予想以上に見学に来てくれた人が多かった。それぞれが楽しめたように思う | 入口が寂しかった | 規模を大きくしていきたい |
顧問としては、より生徒主体の活動が実現できるように、助力していきたいと思っている。
理科部 活動報告(3学期の活動始まる)
令和4年度の締めくくりとなる3学期にどのような活動をするか?寒いし、心も沈みがちなので、「3月まで冬眠研究!」と宣言したい気もしますが、部員たちはどう思っているのでしょうか。
おそるおそる幹部会に投げかけてみたところ、1時間にわたって活発に意見交換がおこなわれ、挑戦してみたい内容がまとめられました。手前みそではありますが、越東理科部員は、なかなかできるメンバーがそろっています。
結局、候補として次の4つがあげられました。第1回目の活動は、顧問案のアルカリ(土類)金属の性質を実験したうえで、幹部案を発表して班分けをしようということになりました。どうなることやらです。
a.果物電池 b.ビー玉コースター 2号機
c.ペットボトルロケット d.豆腐の研究
1月13日(金)
3学期第1回目の活動日は、アルカリ金属実験をやるうえでの基礎知識学習会を予定していましたが、思いがけず授業実験で使ったブタ眼球が結構な量手に入いる状況となりました。ならば、予定を1週ずらして「ブタ眼球の解剖」をやってみようという流れとなりました。
気持ち悪さを抑えつつ、必死にハサミを入れる部員
興味津々で、終了後も観察を続ける部員
裏側に突き出た視神経を切り落として慌てる部員
反応は様々でしたが、感想としては、「水晶体がきれいだった、予想外に硬かった、新聞の活字が拡大され驚いた」「ガラス体がジェル状だった」「内部が黒くてびっくり」等々
結構充実した時間となりました。
理科部 活動報告(11月 学校説明会)
一通り各班発表企画が終了しましたが、26(土)学校説明会後の部活見学がありました。ただ今回は、放課後の時間が待ち時間が長いため、展示だけの参加ということにしました。
25日(金)部活動後と当日の放課後、幹部を中心に協力して準備を行いました。基本的には文化祭の遺産を並べた感じですが、空気砲を新たに加え、的として紙コップタワーを作成しました。
入口の「invitation board 」も凝ったものを作成し、部員の一部はかなり長いこと待ってくれましたが、見に来てくれた方は数名とちょっと残念な結果となってしまいました。
それでも豪快に紙コップタワーを崩し、驚き喜んだ顔を見せてくれました。
理科部 活動報告(11月)
「生物班」と「地学班」の発表は、反省事項もありましたが、担当生徒たちもよく頑張っていましたし、参加した部員たちも楽しくかつ積極的な活動をしてくれました。
反省事項も、「もっとこうすればよかった」「あの準備が不十分だった」ということであり、いずれも次回につながる内容となっているので、これからがますます楽しみです。
① 第3回 化学班担当 【11/18(金)】
テーマは「デンプンの分解」
化学班から初めのオファーは、「水あめを作ってみたいんですけど」というものでした。
遠い昔、理科Ⅱという科目で作りましたが、店で売っているような水あめにはならず、その時は温度管理をしたうえでオーバーナイトさせた記憶があります。
化学班もできれば8時間程度寝かせたかったようですが、準備も整わないうちに前日を迎えてしまい、最終的には次の内容で進めることになりました。
1 「デンプンとはどんな物質でどうすれば糖に分解できるか」を化学班が説明
⇒ 化学的に行うと大変だが生物はいとも簡単に分解してしまう
⇒ 酵素のなせる業
2 紙コップにヤマト糊をいれ、各種酵素を混ぜてみる
a シアスターゼ b 胃腸薬 c 大根汁 d 唾液
dはうまくいかなかったが、その他は見る見るうちにサラサラに
3 片栗粉でデンプンのりを作って、ジアスターゼを加えサラサラに。
そのうえで水分を飛ばしてなめてみる。
ただの片栗粉と味を比較してもらいました。ほんの少し、すぐに口をゆすがせたため、「甘っま~」とは程遠い結果でしたが、みな楽しく取り組んでおりました。
感想としては、「知識としては知っていたが実際にやってみると酵素パワーのすごさを感じた」「まずかった」「大根が有効なのを初めて知った」などが上がりました。
② 第4回 物理班担当【11/25(金)】
テーマは「空気砲」
物理班は、空気砲の実用化を考えました。実は何年か前の先輩が段ボール空気砲をいくつか作成してあるのを発見しており、何とか生かせないかという発想です。もしもうまくいけば、3年生を送る会でステージから発射できるかもしれないという思惑もありました。
内容としては、
1 ペットボトルに風船をかぶせる新型空気砲の開発
2 段ボール型に線香の煙を入れて発射、TVで見るような煙が出るのか
3 両空気砲でどのくらいの距離をどの重さまで倒せるかを検証
を命題として、思い思いに取り組みました。
撮影は成功しませんでしたがドーナッツ型の煙が出ました。ただ小さくて、ステージで行うためにはメガ空気砲を作らなければならなそうです。
新型空気砲は簡単ですが、ペットボトルの種類やサイズ、風船のサイズなど改善の余地がありそうです。
理科部 活動報告(10月)
文化祭が終了し、一気に目標がなくなってしまった感がありますが、こんな時こそ来年に向けて「根っこ」を形成する時であろうと考えています。
まず行ったことは、新体制を運営するための幹部を決めることです。
しばらく沈黙が支配しましたが、最終的には1・2年それぞれ3名ずつ計6名が名乗りをあげてくれました。そして、幹部による話し合いの結果、「各分野班が1回ずつ実験等の企画を行う」という方向が出され、全体の場で承認を受けました。
① 第1回 生物班担当 【10/31(土) 学校説明会後の部活見学を兼ねる】
テーマは「顕微鏡観察」と「リボベジ」
まずは、顕微鏡で何を見るか? からスタート。結局準備できたのは、ティッシュ、雑誌カラープリントページ、トンボの眼・脚・翅、実体顕微鏡によるイヌシダ胞子嚢、土中生物、歯の周辺、岩槻北陵高校ネイチャー部の協力を得てゾウリムシ、ミカヅキモ、ボルボックスなどの微生物でした。
中学生も1名ですが顕微鏡をのぞいてくれました。あまりに慌ただしく、写真撮影は不可能でした。次回はもう少し手際よく映像も掲載できるようにしたいと思います。
リボベジは、あまり集まりませんでした。これは1週間後の様子です。
予想通りの結果でした。上向きには芽が伸びましたが、もともとの根っこ側には変化がありませんでした。顕微鏡観察で疲れ切ってしまい(含む顧問)、かわいそうな結末となってしまいましたが、「失敗は成功の基」といいますから、前向きに続きや応用を考えていくつもりです。
② 第2回 地学班担当【11/4(金)】
テーマは「液状化」
地学班は、液状化を取り上げました。「液状化」について簡単に説明をしたのち関係する動画を見せ、最後に全員で紙コップを使った実験を行いました。
各班とも、縦方向・横方向に振動を加え、変化の様子を熱心に観察していました。
理科部 2022若菜祭
9月9日(金)に開催された若菜祭では、班ごとに展示や体験コーナーを設け、日頃の活動の成果を発表しました。
物理班 ➡ 万華鏡に興味を持ち独自のものを作ろうと研究をスタートしました。そんな中で、ピンホールを利用したものや偏光板の不思議に触れこれを応用しての光学万華鏡を作成。光についての展示も行い、希望者には万華鏡の作成体験を実施しました。
化学班 ➡ ダイラタンシーに興味を持ち、どうすれば体験につなげられるかを研究しました。小さな風船にダイラタンシーを詰め、その触感を味わうことと、思い切り壁に投げつけても割れない不思議を体験してもらいました。併せてオレンジの皮に含まれる成分を利用することで、風船を割るパフォーマンスも実施。景気良い音が響いていました。
生物班 ➡ 今年興味を持ったのは、帰化生物、次に毒草と薬草、そして食用となる植物。まずは、取り掛かりとして、「食」を意識した植物調査を実施しました。結構食べられる雑草はたくさんあることがわかりましたし、実際にスギナ茶を作ってみました。確かにお茶っぽい香りが漂い拍手喝采。次はもう少し深い研究につなげていきたいと思っています。併せて若菜祭では、アルコールパッチテストを行いました。
地学班 ➡ 大気圧をテーマに研究を進めてきました。一番の実験は空き缶つぶしですが、いかに安全にかつ派手にパフォーマンスできるかを研究しました。そして、プラネタリウム。段ボールとペンライト、銀紙を使う簡易プラネタリウムの情報をキャッチ、全員で失敗と改良を重ね、文化祭では見事実用化に成功しました。次回は、大掛かりな装置を開発したいとひそかに思っております。
若菜祭当日を迎えるまでの各班での準備、看板やポスターの作成、当日の活動など、すべてが初めての試みでしたが、試行錯誤しながらなんとか理科部全員で作り上げることができました。
文化祭をおえて 【理科部】
11月26日に若菜祭(文化祭)が行われました
いろいろな企画を計画していましたが、今年もコロナの影響で昨年同様、展示のみの参加になりました
今年は『永遠』をテーマにした企画を考えていたので、その中の一つを展示しました
夏休み前から制作に入り、『ビー玉コースター』を二台展示しました
好評のようで、なんと!部活部門の2位の表彰を受けました
来年度からは、今度こそ企画が計画通り行えることを望み、新しく構想を練り始めたいと思っています
理科部 部活動体験について
今年度の文化祭は、残念ながら校内のみとなりました
そこで、例年は文化祭準備で部活動体験を行っていませんでしたが
今年度は8月25日に 部活動体験を行う事にしました
今、いろいろな演示、体験実験を考えています
コロナ対策を考慮しつつ、行いますので、奮ってご参加ください
宜しくお願い致します
文化祭展示に向けて(理科部)
漸く、活動発表の機会がやってきました
今年度は無理、と思って活動を続けてきましたが
1F体育館への通路脇に、二学期行った実験の成果を置けることができました
全体展示への違和感は多少?あるとはおもいますが
理科部の活動ですので、宜しくお願いいたします
来年も頑張って活動を続ける予定です
理科部 夏休みの活動報告
8月4日
色々なサインペンによるペーパークロマトグラフィーの作成
夏休み前に、岩下先生が準備実験をしていただきました。
(結果があまりにも美しかったので、このHPのトップにのせてある写真です。)
それを参考にして、生徒たちも作成に挑戦しました。
たくさんの色はできませんでしたが、2回目にしてはなかなかの作品ができました。
水を展開液に使いましたが、さらにアルコールを使い新たにやってみようと思っています。